フランシスコの2人の息子
ブラジル映画だということと、題名がなんだかよさそうな感じだということだけで録画をしてみた。
見る前に番組情報を見ると「ブラジルのトップアーティスト:ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノの伝記映画」とある。あれれ、最近多いスターの成り上がりものかと思っていたけど、見終わると全く違う映画だった。「フランシスコと2人の息子」という題名の通り、彼らの父を中心とした家族の物語だった。
ブラジルの田舎町。9人家族の家長フランシスコは赤ちゃんのときから長男ミロズマルたちにラジオで音楽を聞かせ、お金がないのに家財道具を質にいれてアコーディオンやギターを買い与える。そのせいで地代も払えなくなり、都会に引っ越すがやっぱりお金が無い。ミロズマルと弟のエミヴァルは家族を救うため、アコーディオンとキターを片手にバスターミナルで歌いはじめる。
本当の話なのでびっくりするような悲劇もあるし、それほど簡単に売れないので、ああ、あと30分なのにこれでいいのか??と思ってしまう。
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2007/10/05
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
しかし、父の情熱はすごい!!すごすぎる!笑えてしまうほど。彼らもすごいんだろうけど、父親がすごい。そしてその馬鹿げた情熱を見守る母親もすごい。
単なるサクセスストーリーでない、素敵な映画。いろいろなブラジルの地方の景色も堪能できます。