2008-01-01から1年間の記事一覧

私が見た2008年度映画ベスト10

今年は200本程度しか見ていないので、10本を選ぶのが結構大変でした。。今年公開でなく、私が今年初見だったものに限って選んでいます。なぜかベスト3がアジア映画になってますね。1位:一瞬の夢 圧倒的にすごかった。映画館で見たかった。2位:紀子の…

満月の夜

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第4弾。見たことあるだろうと思っていたんだけど、初めてかもしれない。で、このシリーズの中で一番おもしろいんじゃないかと思う。主演のパスカル・オジェがすごく生き生きとしたパリジェンヌを演じていて、な…

現代マンガの冒険者たち

現代マンガの冒険者たち作者: 南信長出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/05/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (26件) を見るなぜマンガ評論というのはこんなに面白いんだろうか。マンガはほとん…

『インベーション』と「SF/ボディ・スナッチャー」

wowowで続けて放映していたので、録画して見てみた。このSFって何かずっとわからなかったんだけど、冷静に考えると単にサイエンスフィクションのSFなのだろうと、やっと気がついた。インベージョン [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売…

テレビドラマ

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この10年近く連続ドラマなんて見ることはほとんど無かったのだけど、いまはお昼というか夕方にやっている再放送のドラマをやる時間がちょうど子供の昼寝の時間なので、久々にドラマをいろいろ見た。 「やまとなでしこ」と「美女と野獣」という松嶋奈々子主…

小説、世界の奏でる音楽

このシリーズの3冊目も図書館で借りて読んでみました。内容がこれほど充実しているのに、1900円とは相当安いので買えばいいんですけどね。学生の頃だったら買ってじっくり読んだ方がいいなと思います。たまたまこの本と「顰蹙文学カフェ」を一緒に読ん…

サラエボの花

2006年ベルリン国際映画祭グランプリ受賞。ボスニア紛争後のサラエボを舞台とした母と娘の話。戦争に直接触れることはないけれど、人の心に残る傷跡がなまなましく描かれている。サラエボの花 [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2008/06/06メディア…

顰蹙文学カフェ

高橋源一郎と山田詠美という文壇の中堅(いや、もっとエライか?)が「顰蹙作家」として5人の作家を招き『文学』を語り合う対談集。なんだか勝手に「辛口」「毒舌」な本かと思ったけど、文学への愛と、作家へのやさしさに満ち溢れていて、文学界っていいなあ…

M−1グランプリ2008

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毎回見ていますが、今年ははじめて優勝者で笑えなかった。。でもNON STYLE っていつも高得点だから面白いんだろうなあとは思うんだけど、あの「がんばって笑わせてます!」って感じを見ていると笑えるものも笑えない、というかひいちゃうんだよねー。キング…

軽くなる生き方

心が洗われて、涼しい風が吹くようなエッセイが読みたいときがある。「ああ、私もこんなふうに生きてみたいな」とか「こんな素敵な生活がしたい」とか。そんな気持ちで著者が松浦弥太郎さんだし、と思って借りた本。しかし、内容は『軽く』はなく、名言集と…

4分間のピアニスト

ドイツ映画らしい素朴な映像で、ヘレン・ケラーとサリバン先生みたいな掛け合いを描いた映画。ピアノの演奏シーンもすごいし、女囚である天才ピアニストの荒れ方もすごい。無実の罪らしいけど、あんなかんしゃく持ちだったら、他の罪があるんじゃないか?そ…

なんにもないところから芸術がはじまる

『新潮』に連載されていたものの単行本化。『新潮』は図書館で読んでいたので、半分読んでる気がしますが、改めて読んでみると著者の広い見識というかスケール感を感じて楽しかった。なんにもないところから芸術がはじまる作者: 椹木野衣出版社/メーカー: 新…

昨日で三ヶ月。

昨日でやっと三ヶ月。2ヶ月に入ってからは、9時過ぎに寝てくれて7時半ごろおきてくれるので、夜もラクだし、ひとりでなんか遊んでる(人形としゃべっている)し、ずいぶんとラクになった。外出も少しはできるようになったしよかった。美術館とか行きたい…

とにかく金がないテレビ

BSJapanで再放送している「えいせい魂」最初は「みうらじゅんのゼッタイに出る授業」で、それがすごく面白かったので、そのまま録画予約をしておいたら、次はYouが出演している『とにかく金がないテレビ』という番組に変わった。これもDVDが出ているらしい。…

男性不信

かなり面白い、とウワサの池松江美さんの本。「今から男という生き物の愚かさを発表したいと思います――。」相変わらずの女子高っぽい本です。字も大きくてすぐに読めてしまいます。男性不信 (本人本04)作者: 池松江美出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2008/…

ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた

「ミニシアター系ながら全米でかなりのヒット!!」というのを、以前ショウビズカウントダウンで見た気がしたので期待して見て見る。そして、パイが好きなので、おいしい気分になれればなああと思って見た。映画としては、テンポもいいし、脚本も練れている…

平凡パンチの三島由紀夫

こういう三島本は毎月のように発売されている気がする。しかも私も飽きずにいろいろ借りている。内容は当たり前だが知っていたりすることもたくさんあるのだけど、書く人によってこうも捉え方が違うのかと唸ったりすることもある。平凡パンチの三島由紀夫作…

映画篇

「映画」という言葉が題名にある本はすぐに手をとってみたくなる。この本は結構前にでていたんだけど、相当売れているのか予約がすごくて、やっと最近借りることができた。金城 一紀 といえば「GO」ですが、映画は見たが読んではいない。熱い最近の青春!み…

題名のない子守唄

名匠、ジュゼッペ・トルナトーレの最新作。サスペンス仕立ての映画。これぞ、映画!いやーー、めちゃくちゃ重い。すぐに入り込んでしまい、最後まであっという間。しかも、興奮して夜なかなか寝付けなかった。題名のない子守唄 [DVD]出版社/メーカー: Happin…

あなたになら言える秘密のこと

「死ぬまでにしたい10のこと」の監督イザベル・コイシェが、再びサラ・ポーリー主演で撮った映画。題名が微妙に似た感じですが、それほど(というか全く似ていない映画)です。いい映画の雰囲気ですが、それほどでもないような、という微妙な映画です。映画…

BANDLIFE

吉田豪さんが引き出すバンドマンロングインタビュー集。読むのを楽しみにしてましたが、やっと図書館で借りれました。買えよ!って感じですが、インタビューされる側の人が私からみるともうすこしってとこ。現役のにおいがある人が多かったからかな。と、し…

トレロカモミロ

「みんなのうた」には名曲が多い。この歌は男の子むき。私も大好き。戦いより昼寝が好き!

転々

「時効警察」のオダギリジョーと三木聡のタッグによる脱力系ムービー。オダギリジョーは相変わらずかっこいい。私も男だったら、ああいう髪型にしてみたいなあー。という個人的な感想は置いておいて、いまいちわからないのは、霞ヶ関に向かうためのロードム…

春になったら苺を摘みに

『西の魔女が死んだ』の梨木香歩さんのエッセイ。エッセイというより、クリスマスの小咄といった感じの暖炉の前で寒い冬に読むのにぴったりの本です。春になったら莓を摘みに (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/02/28メディア: …

嫌われ芸人

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アメトーークでちょっと前に『ガヤ芸人』という品川プレゼンツのものがやっていて、前の「ひな壇芸人」と同じじゃん、面白いけど、、と思いつつ見てたんだけど、品川は自分が入るようなもので面白いプレゼンを良く考えるなあと思った。私はアンタッチャブル…

監督・ばんざい

北野武監督の映画で一番好きなのは「みんなやってるか〜」なんですが、これと同じくらい好き。こんなくだらないのを映画にできるのは、ばからしい。金と知名度さえあれば映画は作れる。逆に金も知名度もなければ才能があっても映画は作れないかもしれない。…

パンズ・ラビリンス

町山さんのPODCASTで解説を聞いてから、見てしまったので、なんだか「みつばちのささやき」や「となりのトトロ」との類似点を考えながら最初見ていたが、最後の最後は映画の中に入り込んでしまい、ゾクゾクした。パンズ・ラビリンス DVD-BOX出版社/メーカー:…

はじめての僕です

エレカシの宮本浩次が小さい頃『はじめての僕です』という童謡を歌っていたのを最近知った。小さい頃持ってたなあとは思っていたけど、今日は実家で一日お世話になるので、何か子供向けの音楽がないかなーーとおもって探していたら、これが入っているレコー…

フォーガットン

突然自分が覚えていた記憶が「それは嘘だよ」といわれて、存在していたものがある日突然消し去られるという話の映画ってわりとよく見る。結末はにたりよったりだ。その中でもジョディ・フォスターの『フライトプラン 』はわりと面白かった。これはアクション…

EnterJam 町山智浩のアメリカ映画特電

前からずっとダウンロードしていたのに、お風呂場でipodをつけるといつも見つからず、聴いていなかった。しかし、ただチェックが外れていただけだったので、最近ずーーっと聴いている。以前より映画を見ることができなくなった今、これを聴くと映画を見た感…