ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた

「ミニシアター系ながら全米でかなりのヒット!!」というのを、以前ショウビズカウントダウンで見た気がしたので期待して見て見る。そして、パイが好きなので、おいしい気分になれればなああと思って見た。映画としては、テンポもいいし、脚本も練れているし、人間も描けていていいと思う。でも思ったよりパイのシーンが少ないな。もっと、よだれがだらーーっとするような感じだったらよかったのに。DVDにはレシピが付くらしいから、それを買えってことかしら。

<ストーリー>
ジェンナは片田舎の小さなカフェで働くウェイトレス。素敵な出逢いに心がときめいたり、辛い現実に心が乱れたときに、自分の気持ちを込めたオリジナル・レシピでパイを焼き、食べる人を優しく温かな気持ちにさせる才能を持っている。ところが、嫉妬深い夫アールのせいで、人生失敗続き。家とカフェを往復するだけの人生を送っていた。密かに家出計画を進行させていたある日、予想外の妊娠が判明する。絶望と困惑に駆られるジェンナの前に現れたのは、産婦人科医のポマター先生。挨拶がわりにと持参したマシュマロパイが、ふたりの心を急接近させてしまい……。

私は出産したばかりなので、その点からいろいろ考えるのだけど、いくらなんでも産婦人科医とできちゃうのはおかしいんじゃないかと思う。だってさーーー、、、、。医者としてどうなんだろうというのもあるし、理解できないんだよね。産まれた子供を見た瞬間、お金とかいろんなことがどうでもよくなる、、というのはわかる気がするけど、夫に似てたらどうするんだろうなあというのも疑問。

といっても、映画としては面白い。ディテールが少しぐらいリアルでなくても、映画はもちろん楽しい。映画の中の人が生きたコトバをしゃべっていれば、やっぱり物語はすすんでいくんだなあと思う。