小説、世界の奏でる音楽

このシリーズの3冊目も図書館で借りて読んでみました。内容がこれほど充実しているのに、1900円とは相当安いので買えばいいんですけどね。学生の頃だったら買ってじっくり読んだ方がいいなと思います。

たまたまこの本と「顰蹙文学カフェ」を一緒に読んでいたのですが、基本的に作家って小説を読むのが好きなんですね。映画評論家って映画をすごい本数見ているけど、文学って一冊を何度もじっくり読むことが多いんだなと感じたりもして面白い。隠居したら、こういう心境になりたいな。

新しい小説を読み、考えるためには、批判をするのではなく、信じることが必要だ。考えるというのは、そこに書かれていることを「真に受ける」ことなのだ―― 『小説の自由』『小説の誕生』につづく、本当に小説を読みたい、書きたい人のための画期的小説論、完結篇。連載中に亡くなった小島信夫氏への追悼文と「追悼小説」も収録。

小説、世界の奏でる音楽

小説、世界の奏でる音楽