サラエボの花
2006年ベルリン国際映画祭グランプリ受賞。ボスニア紛争後のサラエボを舞台とした母と娘の話。戦争に直接触れることはないけれど、人の心に残る傷跡がなまなましく描かれている。
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2008/06/06
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クロアチアにいったときに泊まったSobaの女主人に「これからどこへいくのか?」と聞かれ、「モンテネグロを通って、セルビアに行く。」といったら、女主人は「私がいったら殺されるかもしれないわよ、あなたは日本人だから大丈夫だろうけど」と言われたのを思い出した。日本も60年前は戦争でひどかったのに、もうその傷跡は消えているような気がする。いや、傷跡から人面花みたいなのが生えているような気がする。
とにかくこの映画のラストシーン、何もないけどとてもいい。