監督・ばんざい
北野武監督の映画で一番好きなのは「みんなやってるか〜」なんですが、これと同じくらい好き。こんなくだらないのを映画にできるのは、ばからしい。金と知名度さえあれば映画は作れる。逆に金も知名度もなければ才能があっても映画は作れないかもしれない。と、痛感する。この映画は、映画というかフィルムでとったシュールなコントで、しかもそれほど笑えない。最初の1時間はテンポがあるが、途中からはじまるメインと思われる物語(岸本加世子と鈴木杏の)が面白くなくて残念。
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しかし人形と入れ替わるのはとてもよい。役者なんて人形でもいいのだし、無表情はそれで味がある。ウディ・アレンの「さよなら、さよならハリウッド」と精神が近いようにも思う。あと音楽がとてもよい。
意外ときちんとできている。いつものいやったらしい映画よりいい。