マリアのうぬぼれ鏡

今日は所用で会社を休んだ。でもその所用というのが大変で、ずっと外で見張りをすることだったのだ。寒くて風邪をひきそうだった。でもそれは交代制だったので、休みの間すこしずつこのamazon:森茉莉『マリアのうぬぼれ鏡』を読んだ。私もどっちかというとうぬぼれや。
私の祖母は森茉莉のようなところがあって、お嬢様だけど貧乏になっちゃって、でも根本が贅沢という人なので、贅沢貧乏で憧れている。
この本はいろんな本から、とっておきのフレーズを抜き出した常に手元に置いておきたい本で、ああ、女子としてこういう感覚を忘れたくないなあと思うけれど、こうやって生きる自信はない。私は巴里でトマト好きで、人間としてダメなところが多く口ばかりなので共感できます。
にしても森茉莉のことを考えるとamazon:悪魔の花嫁の楡の木屋敷という話を思い出す。きっとこれは森茉莉をイメージしてかいているのだろうな。

マリアのうぬぼれ鏡 (ちくま文庫)

マリアのうぬぼれ鏡 (ちくま文庫)