ハッカビーズ
とにかくタイトルロールをみてびっくり。ちょっとおかしなアメリカ郊外映画と思っていたですが、出演者がダスティ・ホフマン、リリー・トムリン、ジュード・ロウ、ナオミ・ワッツ、イザベル・ユペール,ジェイソン・シュワルツマン。特にイザベル・ユペールがびっくり。映画「ピアニスト」のパクリシーンみたいな、泥によるSMシーンが見もの。私はこういう風味の映画が好きなのでとても面白かった。ああ、あと大好きなマーク・ウォールバーグもでている。なんでですかね?
環境保全団体の支部長を務めるアルバートは、アイデンティティを見失い“哲学探偵”夫婦に自身の調査を依頼。探偵夫婦はアルバートの生活に密着を。やがて探偵夫妻によって、アルバートの心の中にスーパー“ハッカビーズ”のエリート社員ブラッドへの嫉妬があることが判明するのだが……。
一風変わった曲者キャラクターたちが乱れ飛ぶ不思議なコメディ。人生なんて考え方ひとつでいかようにも変わってしまうことを、シニカルな視点で見つめつつ、でも全体的にはハッピーなトーンで綴りあげた、あまり見たことのないようなタッチの作品だ。ブラッドに扮したジュード・ロウのコメディ演技を筆頭に、ダスティン・ホフマンやナオミ・ワッツらが、曲者キャラクターたちをとても楽しげに演じていて、その競演だけでも観る価値十分。
- 出版社/メーカー: 角川ヘラルド・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/02/24
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