シベリア少女鉄道vol.17『永遠かもしれない』

tomopoly2007-06-03


なんやかんやといってシベリア少女鉄道は毎公演かかさず行っている。一時「大丈夫なの??」という感じもあったんだけど、最近の公演は安心して見れている。
今回の公演は池袋というめちゃくちゃ不便(しかし昔住んでいた家の近所で感慨深かったんだけど)なんだけど、土曜日行ってきました。変な劇場なんだけど大混雑。やっぱり人気があるんだなあ。

今回の公演は漫才コンビの相方が死んじゃって、新しいコンビを作るものも死んだ相方とそのとき一緒に死んだ姉や恋人が忘れられない主人公が、漫才中にその死んだ人たちがいる世界に行っちゃうというか、チュートリアルみたいな暴走コントがよりいっそう暴走しちゃうというお話。前半ネタフリ後半展開というのがこの劇団の定番だけど、今回はそれが細かくなっていて、いつも長いなーと思える前半のネタフリがわりと短くて楽しめましたよ。でも2時間30分というのは長いとは思う。しかし、主役の前畑陽平さんと篠塚茜さんの漫才はめちゃくちゃよく出来ていた。あれでM-1に出ても準決勝くらいにはなれるんじゃないかと思う。

それにしてもあの暴走気味の展開はスゴい。でも夢の中ってあんな感じだなあ。あと飲み屋で話してる会話もあんな感じ。関係してそうで関係してない話をズルズルしつづける幸せ。次回作について告知がなかったし、役者さんも随分と変わっていたのでどうなるの不安ですが、たぶんまた見にいきます。役者さんは大変だと思いますが、、拷問ですよね、あの台詞量。

シベリア少女鉄道vol.17『永遠かもしれない』
2007年5月26日(土)〜6月3日(日)
池袋 シアターグリーン BIG TREE THEATER
作・演出/土屋亮一
出演/前畑陽平 篠塚茜
加藤雅人(ラブリーヨーヨー) 吉原朱美(ベターポーヅ
浜口綾子 石松太一 森口美香 ほか

シベリア少女鉄道