ミュンヘン

「ミュンヘン五輪で選手11人をパレスチナ・ゲリラに殺されたイスラエルが報復のため、諜報機関モサドの精鋭５人にパレスチナ人11人暗殺を命じた実話」

スピルバーグの（ネガティブな意味での大作映画。かと思いきや、スピルバーグの編集のうまさとか手抜き加減とか、微妙でブラックなお笑い感覚とかが存分に味わえる映画。それも実話なので、話がしまりがあるようで、そうではないし、最後もすーーっとした感じで終わる。2時間44分があっという間に感じてしまうのは、スピルバーグの手腕が冴えてるからだとは思うけど、重い内容なのに重さを感じさせないのは良かったんだろうか？とはいえ、とにかく題材がすごい。でもすごく感じない。題材がくだらないほうが、すごく感じる。これがスピルバーグスパイラルです。

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]