きみの出番だ、同志モーゼル―詩人マヤコフスキー変死の謎
米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」に紹介されていて、読みたくなったので借りてみた。
- 作者: ワレンチンスコリャーチン,小笠原豊樹
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本
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フィクションよりすごく本格的ミステリなノンフィクション。後半に入るとものすごく面白くなるんだっけれど、私はマヤコフスキーについては名前しか知らなくって、どういう詩人なのかわからないので、ところどころ置いていかれた。
すこしマヤコフスキーについて調べてからのほうが良かったかな。映画にしても面白そう。映画だと、見てから本人のことを調べるというのが多いのだけど、本から入ると最初から準備が必要だなと再確認した。
二十世紀最大のロシア詩人ヴラジーミル・マヤコフスキーは、拳銃自殺で生涯を終えたとされる。だがそれは、本当に自殺だったのか?今までタブーとされてきたこの問いに、一人のジャーナリストが真相を究明するべく立ち上った。調査を進めるにつれて、見せかけの「自殺」筋書きが見え隠れする―。誰が、何のために遺体を動かしたのか?頬の傷は何を意味するのか?証拠の拳銃を持ち去ったのは誰なのか?驚くべき新事実の数々に大胆な推理を加え、残酷な真実に迫る。圧倒的なスリルとサスペンスで文学史上最大の謎を追った本格ノンフィクション。