オン・ザ・ウェイ―川俣正のアートレスな旅


何か夏っぽい旅の本を読みたいなあと思って、これを借りてみた。アートの本というか、アートを通じての人との関わりがいろいろと書かれている。

どうやったらアーティストになれるかという視点もいろいろと書かれているけど、なんだかすごく抽象的なことが書かれていて、運とか我慢とか固執することとかが大事なのかなあとはざっくり思うけど、そうだと考えると『運』なのかなと思ったりもした。

でも、人とのふれあいを通じて、ものを作っていくっていくことは清々しい感じがして気持ち良さそうで、川俣正の作品って、そういう混沌としている現在の世界と、その中に隠れているもともとの人間そのものが表現されてるかもしれないなと思った。

夏の日のすずしい夕方に外に読むのにぴったりの本。



オン・ザ・ウェイ―川俣正のアートレスな旅

オン・ザ・ウェイ―川俣正のアートレスな旅



世界の現代美術界で最も注目される作家・川俣正の30年間の軌跡!
アーティストとは何か? 現代美術におけるインスタレーションの意味とは? 制作の契機、現場から創造へと向かう人間の表現の実態を語る。