ボルベール

ペネロペ・クルス×ペドロ・アルモドバルのゴールデンコンビ。私としては、カルメン・マウラが出るアルモドバル映画ってとこのほうが、ゴールデンコンビなんだけど、やっぱりペネロペはハリウッドよりもこっちのほうが全然いいなあと思う。

ストーリーはこれまたアルモドバル映画で多いパターンの、母と娘の葛藤という女性もの。この映画はほとんど男性がでないのがすごい。男性はみんな女性に殺されているのかなと思ってしまうほど。その女性たちの圧倒的なパワーによって、最後までなんだか突き動かされていく。すこし過剰さが薄いかなと思ったところもあるけれど、カルメン・マウラのロシア女性のなりきりぶりはさすが!という感じ。