街のあかり

『浮き雲』『過去のない男』に続くアキ・カウリスマキ敗者三部作完結篇！ということで、前々から見たかったのですが、やっと見ることができました。なんといっても敗者の映画ということなので、場末の映画館で見たかったのですが、最近そういう映画館が身近にないので、結局WOWOWでみるとはめになってしまいました。

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敗者といってもカウリスマキの場合、感情豊かに描いているわけでもないので、敗者＝かわいそう、悲壮感漂う、といったものではなく、なんだか勝ち組のほうがかわいそうに見えてくるのがおかしい。実は不幸だと思われる【出来事】があっても、それは【出来事】が不幸なだけで、人生は不幸じゃないなあ、と案外いい気持ちにさせてくれ、ほっとするそんな映画でした。（カウリスマキ作品はいつもそうですか、、）これからもずっとこういう映画を作り続けてほしいものです。