シークレット・サンシャイン
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: DVD
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去年のシネマハスラーランキングで一位だったので、相当面白いんだろうなーと期待して見たのだけど、期待にたがわず素晴らしい出来。韓国映画の演出って本当にすごいと思う。映像だけでこれほど多くのことを伝えられるんだなあと、改めて思った作品。主演のチョン・ドヨンはもちろん素晴らしく、手を切るシーンの顔の演技は実際の手が見えていないのに、なんか見えちゃう、こっちにもその狂気が飛び火するくらいだ。
でも、すごいのはソン・ガンホじゃないかな。豊原功補にそっくりで、「社長さん」という字幕だけど「しゃちょさん」と思わず読んでしまう演技。あの役って微妙で難しい。すごく普通の人で、でも本当に普通だから、普通の奥深さがある。この男がいなければ、女性もああ自由奔放な狂気を生きれないんじゃないか。つまり新しい意味でのベティ・ブルーなのかもしれない。