「砂の器」と「日本沈没」 70年代日本の超大作映画

『砂の器』と『日本沈没』 70年代日本の超大作映画

『砂の器』と『日本沈没』 70年代日本の超大作映画

いやーー、面白かった。夢中になってすぐに最後まで読んでしまった。
私の好きな映画についていろいろ書いてあるし、角川春樹についてとかは私も同感。あの方のおかげでかなり面白い映画ができたのは事実。


にしても、『人間革命』『ノストラダムスの大予言』の2作は見逃しているので見たいものです。金田一モノについては『犬神家の一族』よりも、『八ツ墓村』についてのところが面白かった。なんといっても大好きな映画ですし。


また、『幻の湖』と『砂の器』のつながりも面白かったな。日本一のカルト脚本家は橋本忍かもなあ。

目次
はじめに 一九七〇年代日本の超大作映画とは
第1章 泣かせと旅情の文芸大作『砂の器
第2章 社会派という名のメロドラマ大作『戦争と人間』『華麗なる一族
第3章 「国民的」スケールで構えるパニック大作『日本沈没』『八甲田山
第4章 語りで見せきる啓蒙大作『人間革命』『ノストラダムスの大予言
第5章 アイディアで疾走するサスペンス大作『新幹線大爆破
第6章 ビジュアルで主張するミステリー大作『犬神家の一族
休憩 異色の大作たち
第7章 伝統と切り結ぶ時代劇大作『柳生一族の陰謀
第8章 メディアミックスで装う角川大作『人間の証明
第9章 大胆で繊細な作家的大作『太陽を盗んだ男