少女ムシェット
名作『バルタザールどこへ行く』のあとにロベール・ブレッソンが撮った映画。なんというか緊迫感にあふれる傑作。
少女の孤立感の大きさはもう孤立ではなく『脅威』といった感じに後半膨れ上がる。というか孤独ゆえに強い。存在さえ無視されているようだけれども、映画のなかでは強い存在感をはなつ。髪型もおかしいのだけど。でも少女のころって誰しもああいう孤立感を持っているんじゃないかと思う。最後のあのシーン、印象的。
見ていて苦しくなるけれど、生きることとか、いろいろ考えさせる充実の80分です。
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2000/03/24
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