雑誌的人間

去年は 亀和田武の「この雑誌を盗め!」、山崎浩一の「雑誌のカタチ」、佐山一郎の「雑誌的人間」と3冊も『雑誌』という名の付く本が7,80年代の雑誌界について語っていて、なんかブームだったのだろうか。他の2冊は読んだので、これで最後。
伝説の初期「スタジオボイス」編集長であった佐山一郎さんが、当時のスクラップ的記事を織り交ぜながら、自分の当時の生活やまわりの環境を書いている本で、他の本よりはまとまりがない。それが佐山一郎スタイルかもしれないけれど。80年代の停滞が行き過ぎたポストモダン、資本主義とかそこらへんの風潮から、というように読み取れるけれど、もう少しそこらへんが知りたかった。

雑誌的人間

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