東京画

どうせつまらないし、眠くなっちゃうなあと思って録画してもずいぶん見ていなかったヴェンダースの『東京画』。たしか前みたのは10何年も前だったように記憶している。

この映画は1982年ごろの東京を撮っているドキュメンタリーで、小津の映画関係者のインタビューがあるものの、断片的に東京を取っているシーンがほとんどで、特に食玩工場のシーンはほとんど説明もなく長すぎるのだけれど、2008年の今見るとなぜか新鮮で面白い。この時代にあったものなんて、もうそれほど残ってないことに気づかされて驚く。

そしてまだアナログだった時代を思い出す。タケノコ族の踊りとオタ芸は大して変わらないことにもびっくりする。ヘルツォークの出演も笑える。


東京画 デジタルニューマスター版 [DVD]

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