林檎の木の下で
「17世紀、エディンバラの寒村に暮らしていた遠い祖先。やがて19世紀前半、一家三代でカナダへ。語り部と物書きの血が脈々と流れるマンロー一族の来し方を、三世紀に亙る物語として辿りなおす。実直な父、世故に長けた母、階級の違う婚家、新しい夫との穏やかな暮らし……人生のすべてが凝縮されたような自伝的小説。 」
著者アリス・マンローのマンロー一族の血脈を短編をくっつける感じで書いている小説。なので短編集らしいけど、長編を読んだ感じ。日本でいうとと「華麗なる一族」とか山崎豊子的なものかなあとも思うけど、読後はイギリス映画の佳作を見たような気持ちになった。素敵な本だと思います。
- 作者: アリスマンロー,Alice Munro,小竹由美子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03/30
- メディア: ハードカバー
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