ラディカル・ギャグ・セッション―挑発する笑いの構造

tomopoly2007-08-21


「おそ松くん、バカボン、イヤミなど数々のギャグ・ヒーローを生み出した赤塚不二夫のギャグ方法。スタッフ会議から、原稿完成まで初めてあかされるギャグ論大集成。」

この本はいろいろ読んだ赤塚本の中でも3本の指に入る傑作。表紙もかわいいし、中にトキワ荘時代のことが書かれた漫画もあって(カラーの色付けが蛍光色でかっこいい!)大満足。そしてお笑い論が、ゴダールとかフロイトとかといういわゆる難解組の映画とかを引用して書かれていてめちゃくちゃ興味深い。映画評論とまではいかないまでも、かなり映画のことについては触れられている。

と、同時に私が気になる赤塚不二夫のいろんなプロジェクト「満足問題研究会」とかについても書かれていて大満足。