ストロベリーショートケイクス
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/04/25
- メディア: DVD
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名作「三月のライオン」の矢崎監督。原作は魚喃キリコ。
これが結構面白かった。魚喃さんはガロでしか読んだことがないのですが、リアルなお洒落サブカル女子の裏側が描かれていて、なんか憂鬱になりますよね。大人の「ゴーストワールド」みたいな。
この映画では中越典子が特に良かったと思います。あの「ちひろ」という役は、20代後半にさしかかった女性の中では一番いそうなのに、今まで描かれることの少なかった役だなと。
悪口を言われているのをしっていながら、めちゃくちゃ笑顔でその輪に加わったり、常にピンクとか白とかの服を着ていて、髪も下ろして大変だなーーって私がいつも思うひとたち。
魚喃さん演じる岩瀬塔子に、ちひろが「私のこと見下してるの〜?」というようなを言われるんですが、私もその経験何度かあります。もちろん見下してません。うらやましいんです。あのスレンダーな足や、艶のある長い髪が。そこらへんの関係性もリアルでさすがといった感じ。池脇千鶴ちゃんの役とかもう少し広がればといった感じですけど、私の友人ではこれは○○ちゃんかなあーと思う人がいます。(音信不通なんだけど、元気かしら?)
時間が経てばたつほど心に残っている何かが大きくなる、そんな映画です。