野鴨
「庭劇団ペニノ」のタニノクロウさん演出だし、大好きな手塚とおるさんも出てるので、北千住は遠いし不慣れですが、がんばって行ってきました。
なんという癒されくうかんなのでしょう！（ビフォーアフター的ナレーションで）劇場内には森が出来ています。ペニノの舞台美術はいつもとてつもなくすごいので、期待はしてたんですが、いやー素敵。観客席の倍以上の大きさのステージっていうのはほんとに贅沢ですよね。
最初は石田えりさんがもう少しかな（大好きですよ）と思ったんですけど、なんか舞台っぽくないというかメリハリがないし、だらーんとした感じで、でも後半石田えりさんの良さがすごくでていたなあ。母性っていうか、強さっていうかそんなところが。そして手塚とおるさんは一人で笑いを呼んでました。相変わらず面白い。保村大和さんってピスタチオの人なんだなあと後で気がつきました。配役はこの人に「コレ」っていうのがズバリすぎて面白みがないかなあと思ったけど、奇をてらわず丁寧に演出してるなあと思いました。最近「鈍感力」ならぬ『演出力』に関心があるのですが、これはそれがある舞台です。奇をてらわず、しゃべりが多くなくとも『演出』によってこれほどひきつけられ、胸をしめつけられる。。。。そんな感じです。11/30までらしいので、まだの方はぜひ。
「野鴨」
http://www.majorleague.co.jp/stage/nogamo/index.html
原作・イプセン
脚本・タニノクロウ＋笹部博司
演出・タニノクロウ
出演 石田えり、郄汐巴、手塚とおる、保村大和・石橋正次・藤井びん、マメ山田、鎌田沙由美・津嘉山正種
