ディア・ピョンヤン

Dear Pyongyang - ディア・ピョンヤン [DVD]

Dear Pyongyang - ディア・ピョンヤン [DVD]

「ノン・フィクション」みたいな感じだと思って、かるーい気持ちで見始めたのに最後は号泣してしまった。(ノン・フィクションも号泣しちゃうこともありますが、、)この映画を見て初めて、朝鮮総連を支持していて、北の朝鮮学校に入っている人の祖先は今の土地でいうと韓国に住んでいた人たちで、日本にいるとき金日成主体思想などに共鳴し支援しているために北の学校に入っているということを知った。そして、彼らは身内を北朝鮮に「帰国」させたりしているため、その支援のため万景峰号で仕送りをしているということを知った。

この映画の主人公というか、監督の父親は、朝鮮総連の老幹部で若いころ自分の子供三人を平壌に送っている。なので、以降も北を支持せざるを得ない。父親は北に忠誠を誓う自分と、日本にどっぷりとつかって朝鮮に対してあきらめの感情をもっている自分を、朝鮮語と日本語という言葉をつかって明確に分けている。日本語の時はもうどうしようもないだらしないオヤジなんだよね。

で、後半泣いてしまったのは、入院したりして、自分の父親みたいだったから。お年玉をもらってありがとうもいわず、目も見えてなく体もろくに動かないのに自分のポケットに入れようとしたり、、ふー、最後死ぬと思ったら死ななかった。それが現実。
拉致問題も重要だけど、こういう状況に陥ってる人はもっと多い。そしてこういう人たちが支援しているのが悪いのかもしれないという悪循環。もう少しここらへんの状況は整理していろいろ学んでいきたいと思う。