僕のピアノコンチェルト

この邦題を見ると、「ピアノの天才児映画」としか思えませんが、原題は『vitus』とあるように、ピアノだけじゃない『天才児』として産まれた少年ヴィトスの物語です。この主役をやっている子が本当のピアニストだそうで、演奏シーンはもちろんすばらしいのですが、ピアノはそれほどメインではない映画です。

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ちょっと書くとネタバレになっちゃうのですが、こういう天才児映画の中でも、その心の屈折や心情、そして本当に天才だったら・・・等がきちんと描かれているいい映画です。おじいさんのブルーノ・ガンツも相変わらずいい味だしています。晩年まで本当に精力的に活躍していたなあと思います。

特に、ヴィトスが普通の学校でとなりの席になった少年と握手をかわすシーンが素敵でした。