全然大丈夫/伝染歌

最近の日本映画を2本見た。この2本、いまの日本映画の特徴がよく出ているなと思う。

全然大丈夫 [DVD]

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荒川良々主演の『全然大丈夫』は最近多い「ぬるい」「サブカル」「引きこもり」「動かない」「くすっと笑える」映画。映像や小道具も最近多い、ガロとオリーブの間をいく趣味だ。映画もそう、ガロとオリーブの間をいっている。人間でいえばしまおまほさんかな。ヨーロッパ映画の方向かな。


伝染歌 ナビゲートDVD 伝染・・・全ては、ここから始まった。

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こちらは松田龍平主演、伊勢谷祐介や、AKB48が出ていて、監督は原田眞人。アート系の人と、アイドルを出して、結構映像的にきれいにとれる監督を使うというこれまたよくあるパターン。原田監督の映像は凝っているけど、内容が伴っていない。映像と物語が全く乖離している。秋元康絡みの映画だから仕方がないか。酷い映画だ。「スケバン刑事あやや版)」ほどではないけど、こちらのほうがお金がかかっているためたちがわるいな。