さよならみどりちゃん
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: DVD
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うん、傑作とまではいかないまでも、傑作にかなり近い。こういう映画って、途中でつまらなくなるのになぜだか最後まで観れて、なおかつ泣きそうな気分になった。私は女性なのですが、どちらかというとユタカという男の人に感情移入してしまった。
それと、撮影が私の地元で高校のすぐ近く。知っている風景もチラホラ。私は小学校高学年のときからあの世界から逃げたかったことを思い出した。あの都会でもない田舎でもない高低差の多い住宅地。東京にはすぐいけるのに、なぜだか地元でふらふらとしている人が多いあの街。風の噂では、私の小学校の友達と中学校の友達が結婚してたり(2人のつながりは当時はなかったはずなのに)ということを聞いたりする。結婚しても地元に住んでいる。だって住みやすいんだもんね。そこに実家があるのにうちは貸家にしている。住めばいいのに、まだ住む勇気がない。この映画を観て、あと5年は無理だなあと思った。私は本当に、あの狭い世界での恋愛が嫌いなのだ。
でも映画としてはよい。演出が冴え渡っている。とくに最後のユウコの裸がすごくいい。これほど意味のあるヌードって珍しいと思う。