チェルフィッチュ『わたしたちは無傷な別人であるのか?』

『フリータイム』は見れなかったので、ひさびさのチェルフィッチュ。STスポットという極狭いがウチからは近い劇場での公演でした。私は近いからいいんだけど、遠くてこの狭さなのはつらいんじゃないかなと、公演を待つ間座席で考えていました。でも、公演がはじまると、そんなことも含めて、「いま」なんだなあと思った。


チェルフィッチュの舞台を見ていると、コマ送りな「そのとき」の自分が空から降ってくる瞬間がある。なんだか、「そのとき」の空気が突然降ってきて、舞台上の世界に吸い込まれそうになっていく。今回も途中、バス停で待っているときくらいから吸い込まれそうになった。。私は「幸せ」はわからないから、「楽しさ」を追求しようと思い、マンションのチラシを見て「こんなの買えるひといるんだなー」とも言った気がする。最近、モットーとしてるのは「自分にそれほど関心を持つのはやめよう」と思うことがよくあった。別に「自分」なんてどっちでもいいし、自分と別人にそんな大きな違いがあるのか考えるのもばからしいと。

>>チェルフィッチュ


たまたまそのあと「レボリューショナリーロード」を見た。セットで見るととってもいい。