最近読んだ本(小説部門)

4月以降に読んだ小説だけ並べてみたが、女性作家ばっかりだなあ。なんでだろう。全部わりと面白かった。ほとんどが通勤中に読んでいるのですが、通勤していることを一瞬忘れる本ばかり。平山さんの本はちょっと気持ち悪くなるけれど。

山本文緒「みんないってしまう」
スーっと読めてしまう。普通にいい感じの短編集。

みんないってしまう (角川文庫)

みんないってしまう (角川文庫)

川上 未映子「先端で、さすわさされるわそらええわ」
「ちょっきん、なー」という話がすごく好き。私は髪が異常に多くて、たまに気が狂いそうになるので、すごくそんなキモチ。

先端で、さすわさされるわそらええわ

先端で、さすわさされるわそらええわ

鹿島田真希「六〇〇〇度の愛 (新潮文庫)」
題名にあるとおり、いろいろ温度や湿度を感じる本。熱いというより寒いけど。

六〇〇〇度の愛 (新潮文庫)

六〇〇〇度の愛 (新潮文庫)

井上荒野「潤一」「森のなかのママ」
「潤一」はかなり面白い。一番すぐに読めました。

潤一 (新潮文庫)

潤一 (新潮文庫)

森のなかのママ (集英社文庫)

森のなかのママ (集英社文庫)

桐野 夏生「ジオラマ (新潮文庫)」
さすがという感じの短編集。中学のとき読み漁っていた、阿刀田高の短編集を思い出す。

ジオラマ (新潮文庫)

ジオラマ (新潮文庫)

平山 夢明「独白するユニバーサル横メルカトル 」
たまにグロすぎて気持ち悪いけど、子供が主人公の短編は全て面白い。なぜ?

独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル