ケレン − 主張する色彩 −

tomopoly2007-05-05


「ケレン」という題名なので、【けれんみ:(1)演劇などで俗受けするように演じること。(2)ごまかしやはったり。】を思い出して、俗っぽいけばけばしいもの、があると思っていたら、ここでいう「ケレン」とは塗装用語で表面をきれいにして保護するものを塗布するという一連の作業のこと。Cleanからきている、、、とも書いてある。つまり今回は「塗る」に重点が置かれている展示。

「それらの新しい塗料による作品と、漆の作品を中心に、 塗装素材と技法研究をテーマとした作品を一同に会し、表層としての藝術の方向性を探るものである。」と。

陳列感で現代美術と伝統芸の双方がミックスしたものを見るというのは、ちょうどあっていて真ん中のぽっかりとした空間には少し竜巻が見えた。でもそこはブラックホールみたいでもあった。なんか変に日本を感じた展示でもあった。

東京藝術大学創立120周年企画
ケレン − 主張する色彩 −
会期: 2007年4月19日(木)-5月3日(木)
午前9時30分〜午後5時 会期中無休 入場料無料
会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館

keren