新・批評の事情―不良のための論壇案内

「モノ申す人々は何を目指しているんだろう? 格差、右傾化、ネオリベラリズム、インターネット、オタク、乙女などなど、ゼロ年代の日本に切り込む33人の論客たちを読み解く、論壇エンタテインメント読本。 」

いわゆる批評家から、カルチャーのカリスマ的存在の方まで、私もほとんど読んだことある人気の論客について語った本。前のより、毒舌が少ない分「ああ、この人のこんな本も読みたいなあ」とメモ片手に読んでしまった。そして、以前より同意できるところが多い。そして、社会学者とかのいわゆる批評本より後半にでている、山崎まどかさんとかのほうが骨太だなあと感じた。図書館で借りる本リストが減ったころに読むといいかも。

新・批評の事情―不良のための論壇案内

新・批評の事情―不良のための論壇案内