蕗谷虹児展

tomopoly2007-07-05


もう終わってしまいましたが、先日久々に弥生美術館にいって「蕗谷虹児展」を観てきました。蕗谷虹児という人は聞いたことはあるけれど、、ぐらいでしたが、解説を読むと「エコール・ド・パリの一員としても活躍」と書いてあったので、パリ贔屓の私として気になってしまったのです。
右の写真にあるような、いわゆる弥生美術館でみるタイプの絵もありますが、そうではなくモノクロでかなりグラフィックデザインよりのものもあって、私はそれのほうが楽しめました。ハウスオブシセイドウっぽい作品ともいえますね。あの時期のパリの退廃と官能をあらわしているこういった絵もありながら、やっぱり表紙の美人絵も描いている、そういうところも面白いなと感じました。弥生美術館はあまり区別なく、だーっと歴史順に飾ってあるのもいいですね。

理知と官能の女性美 蕗谷虹児
1920年代パリの香りと日本の抒情
2007年4月5日(木)〜7月1日(日)
@弥生美術館
大正ロマンの旗手としてデビュー、昭和に入って一世を風靡した挿絵画家・蕗谷虹児(ふきやこうじ)(1898〜1979)は、童謡「花嫁人形」の詩人(25歳の作)でもありました。
 日本画を修行した後、エコール・ド・パリの一員としても活躍した彼の抒情画には、日本情緒とエキゾチズムが同居し、描かれたヒロインは深い官能を秘めながら、同時に理知的でもあります。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/exhibition/yayoi/now.html