これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

river
ピチカートは84年からはじまったそうなので、ピチカート時代の小西さんのエッセイ集ということになるのかなあ。小西さんはオタクっぽいのかなあと思いつつ、結構メジャーなものがすきなので、ここに出ている音楽も映画もわりと知っているものばかりで楽しい。あと植草甚一に関する記述が多くって、ああ、そっちもすきなのねと初めて知りました。あとはセルジュとかTwiggyとかね、。私もわりと、メジャーなもの好きだし、パリものが好きなので自分の好きなものが多くて楽しい。グロいものがあればもっと楽しい。

あと面白かったのは「ヴ」に対するこだわり。雑誌でピチカートがのっていると「ピチカート・ファイブ」となっていないかとチェックするらしい。ヴェンダースのコラムを書いたときに「ベンダース」と記載されていてショックを受けたそう。わかるなあ、その気持ち。


これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996