グランドフィナーレ

第132回芥川賞作。阿部和重の本はいろいろ読んでいるんだけど、なんでこれが芥川賞なのか全くわかりません。「アメリカの夜」とか「インディヴィジュアル・プロジェクション」のが鮮烈な感じがして好き嫌いはともかくすごいなと思ったんですが。アカデミー賞のスコセッシのようなものですかね?


でもスラスラと読めるということは、少し世界に引き込まれているのでしょうか。前半の10ページと後半の10ページはいろいろと書かれていて、なるほどと確かに思いました。
でも私はロリコン心が全くないし、やっぱり気持ちわるいなと思っちゃって、主人公の機微を感じる取ることができませんでした。

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)