ポピュラー音楽と資本主義

著者が以前に書いていた『文化=政治』がとても好きだったので、これも読んでみることにした。

ポピュラー音楽と資本主義

ポピュラー音楽と資本主義

1章目とか、KLFとかに関する記述(特に90年代前半)は面白かったけど、飽和になってしまいはじけてしまった2000年以降の部分が弱いかなあ。この部分をマルクス主義的に掘り下げてほしい。資本主義の飽和と、99年最後の花火である「Loveマシーン」以降の音楽シーンって似ていると思うので。