悪い男

天才、キム・ギドク監督作品。
子どもの世界で言い換えると『好きな女子に意地悪せずにいられないけど、ずーーと見ていたい男子の恋物語』ですよね。でもそれの大人版。だって、ひとめぼれした女子大生を悪い手を使って娼婦にしてしまって、しかもその模様を除く男の映画なんですから。。。ヒドい!でも、泣いちゃうんですよ、なんだか号泣。

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キム・ギドクは密室、というか閉ざされた世界を描くのが上手だと思います。いつも車の中のシーンは効果的だなと思うのですが、今回は、娼婦部屋とそれを除く部屋(マジックミラー越しに)の使い方がめちゃくちゃうまい。最後のライターを使った演出なんて、ニクい!最初の1時間でひととおり見えちゃって、あとどうするの?とか思いつつ、最後までグイグイ見せる。最後、あそこまでやるか!って感じもしたけど、やっぱり得意の車シーンで終わるのがよかったのかな。


この映画と通じるなと思うのは『月光の囁き』ですかね。どっちがひどい話か女性目線からはわからないんでけど。Sか、Mってことなのか。しかし男がKONTAさんに似ててかっこいいですよ。ファッションは長淵みたいですけど。。


ちなみに女性がかわいそすぎる、、となぜ思わなかったかというと、本屋で本をやぶってバックにいれ、落ちている財布からお金をとるような女じゃん!って思っちゃうからかも。ちがいますか?


あとこの女性が働いているのは、こないだ見た「ちょいの間」そっくり!