日本溶解論

下流社会』の三浦展の新書。アクロスらしい、分析を生かしためちゃくちゃマーケティングよりの本。内容として強引さが目につくけど、ところどころ「やっぱり」と思えるところもあった。

日本溶解論―この国の若者たち

日本溶解論―この国の若者たち

“ジェネレーションZ”論。ジェネレーションZとは著者の命名による1985年〜92年生まれの、新人類2世に相当する世代である。

私より一世代わかい人の分析。まったくわからない人たち?なのかもしれない。一番納得できたのはJPOP好きっていうことかな。でもこの世代ってホントにこんなに単純で表面的なんだろうか。うーん、わからない。一番関わっていない世代からなあ。広告代理店とかは年代をこうやって捉えてマーケティングを行っているのか、という確認にはなる。

ここに掲載されている表やグラフは恣意的なものが多くって、私もマーケティングの部署で働いていたときにこういうの作らされたなーーと思い出した。最初は楽しいんだけど、ばかばかしい。人間は統計にでてこないところが面白いし、パワーがあったりすると思うんだけどとか思ったりしていたのを思い出す。