一瞬の夢

『長江哀歌』のジャ・ジャンクーの長編デビュー作。昔のPFF入賞作品のようなおもむき。出演者はすべて素人さんらしいし、カメラも手持ちの8mみたいな感じに見える。とにかく若い人の「映画をとろう」という気持ちと、社会と、大人になるということに対する焦燥感がすごく現れてる。久々に映画を見たな〜っていう感じがした。

一瞬の夢 [DVD]

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主人公の昔の田口トモロヲさんみたいな風貌や、カラオケバーでの無意味な歌とか、すごくいいなあと思った。映像を通してきちんといろんなことを表現している。どちらかというと寡黙な映画ではあるけれど、後味がすごく残る。「長江哀歌」もすばらしいし、才能がある監督だなということを再確認した。しかし、この映画が一番好きかも。