タロットカード殺人事件
ウディ・アレンが最近お気に入りのスカーレット・ヨハンソンを「マッチ・ポイント」に続いて主演に迎えた最新作。この映画はウディ自身も出ていて、いつものコメディタッチの作品。一応、「殺人事件」と題名にあるように推理モノではあるようですが、原題が『Scoop』というんですが、それが正しいタイトルだと思います。正直推理、というか犯罪部分ではあんまりきちんと作られていない。「マンハッタン殺人ミステリー」や「ブロードウェイと銃弾」ほどそこには主題を置いていないと思います。95分の中で、ウディがいままでやってきた映画のポイントをかるーくまとめた映画というところかな。
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ウディの役が微妙で、いつもインテリ崩れの神経質キャラが薄くってただのおかしな老人なので、そこがもったいない。そういえば「僕のニューヨークライフ」もそうだったなあ。もう「さよなら、さよならハリウッド」でそのキャラはさよならだったのでしょうか??面白いのはその顔、表情ですね。