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壁男

壁男 (双葉文庫 も 9-4 名作シリーズ)作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2007/09/18メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (26件) を見るビレバンに行ったはいいけど、買いたいものがなくって、読んだことあるのもある…

湊かなえ「告白」

本屋大賞をとった本はやっぱりすぐにさらっと読める。そして普通に面白い。告白作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/08/05メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 692回この商品を含むブログ (755件) を見る一番最初の章だけが最初からあった…

太宰治に聞く

井上ひさしが太宰をモチーフにした舞台を作ったときに集めた資料を基に、太宰に架空のインタビューをしたり、みんあの知らない太宰をまとめた本。さすがに面白い。私は太宰というと「桜桃」が好きなので、太宰にやさしいお坊ちゃんのイメージがある。そうい…

中原昌也 作業日誌 2004→2007

中原昌也 作業日誌 2004→2007作者: 中原昌也,boid出版社/メーカー: boid発売日: 2018/11/09メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 97回この商品を含むブログ (80件) を見るこの本人気だねー、なぜだかBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞しちゃってるし。高橋源一郎…

リトルプレスの楽しみ

デザインとかレイアウトとかめちゃくちゃ参考になる本。仕事から離れて余計仕事目線で観てしまうなあ。リトルプレスの楽しみ作者: 柳沢小実,ピエ・ブックス出版社/メーカー: ピエ・ブックス発売日: 2006/01/18メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含む…

真理先生

根本敬さんの『真理先生」を読む。たしかに読みやすい、子育ての話が多いので、高橋源一郎さんの本を思い出した。夜間中学を見に行ったときも、双子の話をしてたなー。双子は大変だ。双子を産みたいと(お産が一度で済むから)思ったことがあったけど、大間…

気になる部分 /岸本佐知子著

翻訳家の方がかくエッセイって面白いものが多いですよね。ある意味ひとつのジャンルかもしれない。 有名な翻訳家の岸本佐知子さんのエッセイも突き抜けていて面白い。というか、専業翻訳家になる前のOL時代のものも多く含まれていて、そのOL話が面白い。でも…

ハーモニー

週刊ブックレビューで佐々木敦さんが紹介していたので、借りてよんでみた。ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 50人 クリック: 931回この商品を含むブログ (329件)…

STUDIO VOICE 400号 記念号

一応、と思って購入。本当に「記念」としてですが、VOICEは生き残ってよくやってるなあと思います。90年代から表紙と紙質、大きさを変えなかったことが、大きな勝因のひとつだなあと改めて思いました。ロゴはほとんど同じですが、若干小さくなってるようで…

東京モンスターランド/榎本 了壱

私は榎本了壱さんのファンなので、本はほとんどぜんぶ読んでいます。以前はSTUDIO VOICEとかに榎本了壱さん作成の図がよく載ってまして、それも大好き。ヒアホンもそうだけど、小さい字でごちゃごちゃ書いてあるものに「美」を感じる体質なので、ほんとうに…

「生きづらさ」について (光文社新書) (新書)

「生きづらさ」について (光文社新書)作者: 萱野稔人,雨宮処凛出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/07/17メディア: 新書購入: 15人 クリック: 96回この商品を含むブログ (60件) を見るこの本はかなり話題ですよね。いろいろと納得します。というかほとんど…

ヒアホン

「エクス・ポ」に続いて佐々木敦さんが満を持して創刊した(であろう)雑誌『ヒアホン』。早速買って読んでみた。エクス・ポと同じサイズかと思ったけど、一回り小さかった。字は相変わらず小さいけれど。 http://www.head-phone.in/?pid=12364275 このたびH…

正直書評。

辛口書評で有名なトヨザキ社長こと豊崎 由美さんの書評集。全部2ページにまとめられている。すごく読みやすい。私もむかしのHPはきちんと同じくらいの長さにまとめて、かつ要約もいれて、とコツコツ書いていたのを思い出した。何度も消したり、清書していた…

父の戦地

週刊ブックレビューで冨士真奈美さんが紹介された本。涙がホロリこぼれる日本版「ライフ・イズ・ビューティフル」。みなさんに読んでほしい本です。父の戦地作者: 北原亞以子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回…

ゼロ年代の想像力

東浩紀批判ではじまる新世代の批評。その批判自体は的を得ている気がするが、その他のご本人の批評はそれほど面白くない。ゼロ年代の想像力作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 41人 クリック: 1,089回こ…

二十世紀/橋本 治

私が学生時代一番好きな教科は歴史だった。日本史は「マンガ日本の歴史」を読んでいて、世界史は「ベルばら」とかそんなマンガを読んでいて、しかも100回近く読んでるから、勉強しなくてもよかったから。でもそうすると、弱いのは明治維新以降。なので、この…

くちぶえカタログ

松浦弥太郎さんの本。装幀は立花文穂さんがやってらっしゃって、モノとしてもとても素敵な本です。 身の回りの「モノ」へ限りない愛情を注いで書き下ろした六〇篇の珠玉エッセイ。好奇心旺盛な20代から、落ち着いてモノと向き合いたくなってきた30代に入って…

東京大学「ノイズ文化論」講義

宮沢章夫さんが2006年に東大教養学部で行なった授業の講義録をまとめたもの。内容は1980年代から今の日本を通して、日本を覆う「ノイズ」的なものをノイズミュージックとともに紹介している、という感じでしょうか?東京大学「ノイズ文化論」講義作者: …

滝山コミューン一九七四

この本はすごく面白い。「自由」とは何なのか?というのは私の学生時代の命題のひとつで、大学にはいってカーの「自由への逃走」を読んで、「ああ、こういうことを今まで考えたのかなあ」と少し整理できたんだけど、学校という変な世界の歪んだ構造は今も昔…

ゆん/山本精一

山本 精一さんのエッセイ集。ギターマガジン連載「ギタバリョー」をまとめたものらしいですが、相当面白いです。コトバのリズムとかも面白いし、内容も面白い。ゆん作者: 山本精一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/03/01メディア: 単行本購入: 3人…

おじさんは白馬に乗って

高橋源一郎のエッセイ。面白くて読みやすい構成。めずらしい3段組みもとてもいい。厚いし、字が小さいけどあっという間に読んでしまった。特に子育てのところが参考になった(笑)それだけじゃなく、内容も多岐にわたるのでおかしい。あと学生とのエピソー…

残虐記

本格的なサスペンス小説を読みたいが、短めじゃないとなーと思って、探したのがこの本。残虐記 (新潮文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/07/30メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 38回この商品を含むブログ (125件) を見る「失踪した作…

遺言 〜 アートシアター新宿文化

「アートシアーター新宿文化と蝎座の支配人、ATGの陰の中心として、60年代の映画/演劇をリードし、全文化領域とその後に決定的な影響を与えた伝説の人物が、そのすべてを後代のために詳細に語りおろした唯一の書。 」遺言作者: 葛井欣士郎,平沢剛出版社/メー…

とっておきウィークエンド

ほんとはこの本の前にでていた「ていねいな暮らし」が読みたかったのだけど、貸し出し中だったので、こっちを読む。とっておきウイークエンド (Siesta! books)作者: 柳沢小実出版社/メーカー: 新泉社発売日: 2004/07/01メディア: 単行本この商品を含むブログ…

いつかソウル・トレインに乗る日まで

高橋源一郎初の純愛小説とのこと。たしかにここには愛が描かれている。でも、これが純愛なのか、恋愛なのか、親愛なのか。とにかく高橋源一郎作品なので、構成が少しこっているし、時代も動く、文章を読んでいるだけで、物語の中で描かれている純愛に興味が…

大橋歩の生活術

今年は家にいることが多いと思うので、家にいてどうやって楽しく過ごせるかと考えてしまう。というか、せっかく家にいるので、それでなにかエンジョイせねば・・・と。しかし、今までそういうことに不向きで何も考えてこなかったので、この本を読んでみた。…

本棚 ヒヨコ舎

有名人の本棚とかレコード棚、仕事部屋の間取りとかが載っている本って、なぜだか読みたくなる。人のそういうところを『覗き』たい!、っていうのもあるだろうし、もっとまじめに『参考』にしたい!っていうのもある。本棚は形やギミック、それと並べ方とか…

現代マンガの冒険者たち

現代マンガの冒険者たち作者: 南信長出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/05/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (26件) を見るなぜマンガ評論というのはこんなに面白いんだろうか。マンガはほとん…

小説、世界の奏でる音楽

このシリーズの3冊目も図書館で借りて読んでみました。内容がこれほど充実しているのに、1900円とは相当安いので買えばいいんですけどね。学生の頃だったら買ってじっくり読んだ方がいいなと思います。たまたまこの本と「顰蹙文学カフェ」を一緒に読ん…

顰蹙文学カフェ

高橋源一郎と山田詠美という文壇の中堅(いや、もっとエライか?)が「顰蹙作家」として5人の作家を招き『文学』を語り合う対談集。なんだか勝手に「辛口」「毒舌」な本かと思ったけど、文学への愛と、作家へのやさしさに満ち溢れていて、文学界っていいなあ…